前回、ポータブルトイレの利用方法について書かせていただきました。
その流れでもう一つ、ポータブルトイレについて「これはイイよ!」というものを書きたいと思います。
尿路感染症ってご存知ですか?
病院では「UTI」とよく言っていました。
「尿路感染症」、あまり耳にすることはありませんよね?
いわゆるアレです。膀胱炎とか腎炎とか。
おしっこの出口、尿道口から何らかのばい菌が入ってしまって感染症に罹ってしまうものです。
高熱が出たり、激しい腹痛や排尿痛があったり頻尿になったり、オシッコしてもなんかすっきりしなかったり・・・
若いうちはそんなに患うものではありませんが、高齢になると肺炎と同様に感染・発症しやすくなります。どちらかと言うと男性よりも女性の方が罹患率は高いです。
病棟看護師時代はたくさんの患者さんに出会うことが出来た思い出ある病気です(どんな思い出?)。
高齢の方の場合、再発を繰り返して慢性化することも少なくはありません。
原因としては水分摂取量の低下等色々ありますが、原因菌のほとんどは大腸菌である為オシモの清潔さを心がけることにより罹りにくくなります。
ポータブルトイレを使用しながらオシモの清潔
↑↑↑これは楽天市場で出品されているものなんですが、送料込みで89.800円です。
結構高額に感じますが条件によっては自治体が料金の9割を負担してくれることもあります。
肢体不自由があり排便後の処理が困難な方など自己負担割合1割の方は極々限られており自治体に申請しなくてはならないなどの面倒さはありますが、もし給付対象になるのであれば1割のみの負担額は一万円もしないのでそこまで高額には感じませんね。
(勿論10割自己負担ならば即購入可能です)
何よりもウォシュレットのを使用するのとしないのとでは陰部の清潔さが違います。
排泄後にきちんと使用すれば尿路感染症のリスクも軽減するでしょう。
病気になったときの手間や時間、費用、ひいては身体的・精神的負担が生じることもその分少なくなるのです。
ちなみに年齢や身体状態により介護保険適用の方は、給付対象状態ならば介護保険を優先して給付されますので役所の窓口も変更になるでしょう。
1割負担で購入できる可能性がある方は先ずは役所の担当窓口または担当のケアマネさんに問い合わせてみてください。